導入(混迷)

水溶液の性質の導入をどうしたらいいか。

  • 興味を引く
  • その単元全体にかかわる
  • 一人一人が、内容面にせまっていくようにする

ということを考えると、導入に納得できない。

この単元は、

  • 気体の溶けている水溶液があること
  • 水溶液には酸性・中性・アルカリ性のものがあること
  • 金属をとかす水溶液があること

の三つを学ぶことになっている。この三つが、関係しているようで、関連が少ない。それぞれ、別の性質なのだ。あえて別の言い方をすれば

  • 水溶液の定義
  • ph
  • 酸・アルカリ(塩基)の強さと、金属のイオン化傾向

となる。

広く、水溶液の「性質」としか扱えないように思えてくる。だから、別に扱う方がシンプルだ。


なぞの5種類の水溶液を同定する学習活動を構想すると、3つの内容を網羅できない。避けたいのは、3つの内容に関することを発見した子供の追究を広める形の授業。
子供たちには、内容に関した追究をさせたい。


つまり、活動としては、

  • 気体も溶けている水溶液があることを調べる
  • 気体が水にとけることを調べる
  • ほかにも気体が溶けている水溶液があるか調べる
  • ほかの気体も水にとけるか調べる

などと、ストレートに向かわせたい。一人一人の追究が多様であればなおよい。

そのためには、気体が水に溶けていることを示唆し、問題を投げかけるような導入が必要だ。単元全体につながる要素をもつとなおよい。興味を引く提示の仕方をする。

そんな導入を見つけたい。