総合的な学習の基礎・基本―評価規準による自立への挑戦 第1章
「生活科」と「総合的な学習の時間」の違いは、内容の位置づけだという。
「生活科」と「総合的な学習の時間」の比較
- 目標「学習の自立の基礎」「自らの問題解決の力と学び方」
- 内容「8項目」「現代社会の願い等からの課題」
- 方法「自由な探究活動と表現活動、交流による体験を軸にした自らの問題解決」「課題に基づく体験を軸にした自らの問題解決」
「総合的な学習の時間」は、「総合学習」「合科学習(クロス学習)」「一つの教科からの発展」といったタイプの学習も含む。
生活化の3原理
- 「○○たんけん」というような自由な探求活動
- 「ひみつ」「おすすめ」という自由な表現活動
- 交流による広がりと深まりの促進
における課題は、総合的な学習の時間においても、引き続き解決を目指すべき。
では、このような見方をすると、なぜ「総合的な学習の時間」は評定をしないのか。課題に基づく体験を軸にするのであれば、問題解決や表現など、各学校で定めた評価規準にのっとってABCなどの評定をすべきだと思う。
この後、本を読み進めるに従って明らかになるのであろうか。